6月3日は、2ヶ月弱ぶりに車を出してドライブに出掛けた。とにかく都会の喧騒を抜け出したくて今回選んだ場所は、茨城の潮来と千葉の銚子。潮来は利根川最下流付近に位置する水郷の町で、銚子は言わずと知れた漁港の町。
10時頃に出発して、千葉北西部の我孫子から潮来まで利根川に沿って車を走らせた。我孫子近くはさすがに住宅地だったけれど、程なくして見渡す限りの田園風景。植えられてまだ間もない稲の新緑が目にやさしい。ゆったりとした利根川の流れを見ながら、快適にドライブを楽しめた。
昼前に潮来に到着。今回のここでのお目当ては前川あやめ園の花菖蒲。まだ3分咲きとのことだったけれど、十分に綺麗だった。紫、白、黄と色とりどりの花、1つ1つの花弁が大きくて、ゴージャスで美しい。バラに引き続いてのこのシーズンの花の王様だと思う。6月いっぱいは「水郷潮来あやめまつり」というイベントが開催されていて観光客でごった返すと聞いていたけれど、観光バスが何台も停まっていたもののさほど人出も多くなく、リラックスして見て回れた。
お昼に鰻重を食べた後、前川あやめ園から徒歩5分程の浅間下あやめ園に向かった。こちらはやや規模が小さくて観光客の姿も一層少なく、一箇所を除いてとてものんびりしている。その一箇所というのが小さな水路を利用して作られているザリガニの釣り場。無料で釣り道具を貸してくれ、子供たちが大はしゃぎでザリガニ釣りに勤しんでいた。見ているとウズウズしてきて、大人もやっていいのかなと思いながらも、懐かしい気分になって参戦してしまった。水路に糸を垂らすと程なくしてザリガニが掛かった手応えがあって、釣り上げられる。ああ、そういえば小学校4、5年生の頃にこうやって遊んでたっけと、子供時代が思い出された。それにしてもザリガニ釣りは簡単で、入れ食い状態。30分程で10匹以上ゆうに釣れた。食べられないということもあるだろうけれど、大人がザリガニ釣りに打ち込まない訳が分かる。
その後は潮来を離れ、利根川をさらに下って銚子を目指した。1時間半程で到着。犬吠埼で海風に吹かれながら丸い水平線を眺めてから、夕食を漁港近くのレストランで食べることにした。「旬の地魚」という看板の文字に惹かれて入ったのが「魚料理みうら」で、この店が大正解だった。ぷりっぷりの地物の岩ガキはクリーミーで濃厚な牡蠣の旨みがたっぷり、アジやイワシ料理は新鮮そのもの、そしてこの日大当たりだったのが脂の乗った50cm近くはあろうかという金目鯛の煮付け。どれも抜群に美味しくて大満足、「漁港最高!」と思った。
そして帰路へ。美しい花菖蒲に目を奪われ、ザリガニ釣りで童心に帰り、海の幸に舌鼓を打つ。そんな素晴らしい充実した週末の1日だった。
beautiful photo!
投稿情報: たにがわ | 2007-06-10 22:52
>たにがわ
thanks!
投稿情報: Shibuya | 2007-06-13 14:21